あちらの世界から

もう随分前になりますが、当時大変お世話になっていた接骨院の先生がお亡くなりになっていた事を先月知りました。

演奏で痛める事は滅多に無いのですが重い楽器やスタンドの搬出入で体がやられる為、昔からお世話になる機関の一つで先生にもよく治療してもらいました。

 

以前、遥々東京までライブを聴きに来て下さった時、これからご活躍の年齢のお方でお若かったですしまさかそれが最後になるとは思いも寄らず、あの時私はきちんと心から感謝の気持ちを伝えられていたのか等様々な想いが交錯し悔やまれてなりません。

 

治療以外でもその他いろいろ語り尽せない程多々助けて下さったのに、何一つ御恩返しも出来ず、悲しさと自分自身に対する情けなさでショックでした。

 

落ち込んでおりましたが、今日読んだ本の中に生前親孝行出来なく後悔している人に対して

「あちらの世界へ行ってこちらを見た時に、『楽しく生きているでしょ。喜ばれているのが私の子供ですよ』と自慢出来るような生き方をするのが最大の親孝行です」

旨の事が書かれてあり。。

 

この本のように親子関係ではありませんが私も先生に対して悲しきかな、時既に遅し今となって先生の思いや当時の状態を知り結局何も出来なかったけど、いつも心優しく温かい思い出を下さった先生に、これからはあちらの世界から笑顔で笑って見てもらえるよう生きていきたい、と思い改めました。

 

ありがとうの気持ちの言葉はやっぱりお互いが離れた世界に逝く前に口に出して伝えたいです。

誰しもそうだと思いますが、今こうして生きているのも私にとって当たり前でなく多くの方々のおかげです。みなさまには本当に心から感謝の想いでいっぱいです。

 

ありがとうございます。

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